< 目次>
1. はじめに
2. 基本的な経費計上のルール
3. 具体的な経費計上例
4. 複数人での撮影における経費
5. 経費として認められにくいケース
6. 効率的な経費管理方法
7. まとめ
1. はじめに
「この経費は計上できるの?」「スタッフの分も経費になる?」このような疑問は、多くのYouTuberが持っているはず。
今回は、実際のケースを交えながら、YouTuber活動における経費計上のポイントを解説します。
2. 基本的な経費計上のルール
経費として認められる基本条件は以下の3つです。
- 業務との関連性が明確
- 金額が適正
- 支払いの証明ができる
3. 具体的な経費計上例
<ケース1:料理系チャンネルの場合>
✅ 計上できるもの
- 食材費(レシピ動画用)
- 調理器具
- キッチン用の照明機材
- 試作にかかった材料費
❌ 計上できないもの
- 普段の食材費
- 家族の分の食材
- 一般的な台所用品
<ケース2:旅行系チャンネルの場合>
✅ 計上できるもの
- 撮影地までの交通費
- 宿泊費(業務使用分)
- 観光施設の入場料
- 現地ガイド料
❌ 計上できないもの
- 私的観光の費用
- 家族旅行との併用時の全額
- 土産物代
<ケース3:レビュー系チャンネルの場合>
✅ 計上できるもの
- レビュー商品の購入費
- 撮影用の背景・照明
- 商品保管用の棚・ケース
- 返品・転売を前提としない場合の商品代
4. 複数人での撮影における経費
<実例:地方ロケの場合>
あるグルメチャンネルの3人での地方ロケを例に解説します。
計上可能な経費:
- 3人分の新幹線代
- 3人分のビジネスホテル代
- 撮影する料理の食事代
- ロケ弁当代
- 現地での移動費(タクシー代等)
必要な証拠書類:
- 交通費の領収書
- ホテルの宿泊証明書
- 撮影スケジュール表
- スタッフへの支払い記録
- 撮影の様子がわかる写真
5. 経費として認められにくいケース
<ケース1:私生活との区別が不明確>
❌ NGな例
「普段着として使える服を撮影用として経費計上」
→ 私服として使用可能な衣装は経費として認められにくい
<ケース2:過剰な経費計上>
❌ NGな例
「高級ホテルの宿泊費を全額経費計上」
→ 業務上の必要性を超える部分は経費として認められない
<ケース3:家族との混同>
❌ NGな例
「家族旅行を兼ねたロケの費用を全額経費計上」
→ 業務使用分のみ経費として認められる
6. 効率的な経費管理方法
~日常的な管理のコツ~
1. 専用の経費管理アプリを使用
2. 業務用のクレジットカードを作る
3. 領収書は撮影後すぐにスキャン
~経費計上の具体例~
例:15万円のカメラを購入し、YouTube撮影に80%使用する場合
- 取得価額:150,000円
- 業務使用割合:80%
- 減価償却期間:4年
- 年間の経費計上額:150,000円 × 80% ÷ 4年 = 30,000円
7. まとめ
~経費計上のポイント~
1. 業務との関連性を明確に
2. 適切な証拠書類を保管
3. 私的利用との区別を明確に
4. 不明な点は税理士に相談
最後に
経費の計上は、適切に行えば大きな節税効果が期待できます。
一方で、不適切な経費計上はトラブルの元となります。
迷った場合は、必ず税理士に相談することをお勧めします。
これからYouTuber活動を始める方も、すでに活動している方も、適切な経費管理を心がけましょう!
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