はじめに
「ExcelとWordのどちらを重点的に勉強すべきか」
これは、就職・転職を考える方からよく聞かれる質問です。
今回は、現役の事務職としての経験から、この疑問に答えていきたいと思います。
<目次>
1. 実務での使用頻度の実態
2. 業種・職種別の必要スキル
3. 効率的な学習順序
4. 資格取得について
5. まとめ
1. 実務での使用頻度の実態
<Excel>
使用頻度:★★★★★(非常に高い)
~主な用途~
- データ入力・集計
- 売上管理
- 在庫管理
- 経費精算
- スケジュール管理
- 勤怠管理
- 予算管理
- 顧客リスト作成
~必要なスキルレベル~
- 基本的な表作成
- 関数の使用(SUM,VLOOKUP等)
- データの並べ替え・抽出
- グラフ作成
- ピボットテーブル
<Word>
使用頻度:★★★☆☆(中程度)
~主な用途~
- 企画書作成
- 議事録作成
- 社内規定の文書化
- マニュアル作成
- ビジネスレター
- 報告書作成
~必要なスキルレベル~
- 文書の基本的な作成
- 表の挿入
- 書式設定
- テンプレートの活用
2. 業種・職種別の必要スキル
経理・財務部門
- Excel:★★★★★
- Word:★★☆☆☆
営業事務
- Excel:★★★★☆
- Word:★★★☆☆
総務・人事
- Excel:★★★★☆
- Word:★★★★☆
企画部門
- Excel:★★★★☆
- Word:★★★★★
3. 効率的な学習順序
< 第1ステップ:Excel基礎>
1. 基本操作
2. 表作成
3. 基本関数
4. データ整理
<第2ステップ:Word基礎>
1. 文書作成の基本
2. ビジネス文書のルール
3. テンプレート活用
<第3ステップ:Excel応用>
1. 複雑な関数
2. ピボットテーブル
3. マクロの基礎
4. データ分析
<第4ステップ:Word応用>
1. 長文作成
2. 目次作成
3. 差し込み印刷
4. 資格取得について
<おすすめの取得順序>
1. Excel MOS 一般レベル
2. Excel MOS 上級レベル
3. Word MOS 一般レベル
~理由~
- Excel上級スキルの方が評価が高い
- 実務でのニーズが高い
- 転職市場での優位性
5. まとめ:Wordは本当に不要?
結論:必要です
確かにExcelの使用頻度は圧倒的に高いですが、Wordのスキルも以下の理由で必要です
1. 文書作成の基本スキル
- ビジネス文書の基本ルール
- 文書構成力
- プレゼン資料作成の基礎
2. キャリアアップ時に必要
- 企画書作成
- 報告書作成
- マニュアル作成
3. 汎用的なスキル
- 他のソフトの操作にも応用可能
- 文書作成の基本は常に必要
<学習の優先順位>
1. 最優先で学ぶべき
- Excelの基本操作
- よく使う関数
- データの整理・集計
2. その次に学ぶべき
- Wordの基本操作
- ビジネス文書作成
- 文書整形技術
3. 時間に余裕があれば
- Excel高度な機能
- Word高度な機能
- マクロ・VBA
<アドバイス>
1. まずはExcelに注力
- 基本機能を確実に
- 実務で使う機能を重点的に
- 効率化のコツを習得
2. Wordは基本レベルから
- 文書作成の基本ルール
- シンプルな機能を確実に
- 必要に応じて機能を追加
3. 実践的な学習を
- 実務を想定した練習
- サンプルデータの活用
- 実際の業務を意識
おわりに
確かに実務ではExcelの使用頻度が圧倒的に高いですが、Wordの基本スキルも必要不可欠です。
ただし、学習の優先順位としては、Excelのスキルアップを優先することをお勧めします。
特に就職・転職を考えている方は、まずExcelの実務スキルを確実に身につけ、その後でWordの基本スキルを習得するという順序で学習を進めることで、効率的にスキルアップを図ることができます。
最後に、どちらのソフトも「使える」というレベルではなく、「効率的に使える」というレベルを目指すことが、実務での即戦力として評価される要因となります。
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